サイモン・コスグローブ
Simon Cosgrove
1982年、イギリスに生まれる。幼い頃からサックスとピアノを始め17歳の時BBCの音楽コンクールで受賞した。2000年ケンブリッジ大学に入学、首席で卒業後、2003年大和日英基金のスカラーとして来日した。 2004年より日本でプロジャズミュージシャンとして活動している。東京でDuke Ellington OrchestraやJamie Cullumとの共演を果たし、2010年1月にリーダーとしてレコーディングデビューした。2012年11月にインドのジャズフェスティバルに出演し、2013年12月に2ndアルバムをリリースした。2014年にオーストラリアのManly Jazz Festivalのメインステージで出演し、2015年にTokyo Jazz Sevenのリーダーとして3rdアルバム「Open all hours」をリリースした。2015年に前田憲男とエリックミヤシ ロのビッグバンドテレビ朝日「題名のない音楽会」に出演し、2017年より松田聖子SEIKO JAZZのメンバーとして活動中。2019年7月に4thアルバム「Simon Cosgrove Trio meets the Okazaki Bros」をリリースした。2023年に「Sax World」の歌モノ・サックス・コンテストのグランプリを受賞した。 現在女子美術大学で准教授として音楽を教える。
ジョナサン・カッツ
Jonathan Katz
ニューヨーク出身。6歳からピアノを始め、11歳の頃にジャズに目覚める。高校時代に、カウントベイシーオーケストラの当時の音楽監督であったFrank Foster等と共演。イェール大学とイーストマン音楽大学大学院で音楽を幅広く学び上智大学で留学後、東京を拠点にする。Ray Brown (b) 、Kenny Burrell(g)、Lew Tabackin(ts)等のジャズ巨匠と共演。2008年に設立した19人編成の「TOKYO BIG BAND」の主宰者であり、同楽団のために作編曲を90曲以上書いている。2019年から毎年日本のホールコンサートツアーを行う「Disney World Beat」のピアニスト/アレンジャーを務めている。N響、東京フィルのポップピアニスト、テレビ朝日「題名のない音楽会」や、五木ひろしや小野リサなど幅広いジャンルのアーティストとの共演経験もあり、受けた作編曲依頼も多様であり、ジャズ界の他、クラシック界では川畠成道(vln)と三舩優子(pf)、ボッサノヴァ界では小野リサ(voc)に編曲を提供している。講師としても後進の指導にも尽力中。日本、米国、オーストラリア、台湾などの学生ビッグバンドのほか、タイ、香港などのジャズワークショップで定期的に教えている。2020年より、三越カルチャーサロンでレクチャーコンサートシリーズを日本語で行っている。折々に首都圏のインタナショナルスクールでゲスト講師を務めており、ジャズピアノ、作編曲と即興演奏の個人レッスンも教えている。
スワベック・コバレフスキ
Slawomir Kowalewski (Slavek)
ポーランド生まれのピアニスト、作曲家。幼少の頃より父親によるピアノレッスンをうけ、10歳でドイツへ移住。12歳でギター、ドラム、バンド活動を始める。その頃からポップス、ロック、ジャズなどの作曲を開始。2000年オランダ音楽大学 Conservatorium van Amsterdamピアノ科入学。同音楽院にて映画音楽の作曲、ミュージックテクノロジーを学ぶ。パリ·コンセルヴァトワール(CNSDMP)に短期留学。Håkon Austbø(ホコン·アウストボ)、Jacques Rouvier、Claude Helffer、Marie-Françoise Buquetなどのピアニストに師事。2006年音楽院卒業。ポーランドを代表する作曲家ショパンの作品演奏を得意とする。同年、日本に拠点を移し活動。映画音楽やアニメなどの作曲と同時に、2007-2011年株式会社ミックにてピアノ講師として勤務。2011年、ソロCD「脳ストレス解消」、「ねむりのおんがく」をリリース。2018年より京都精華大学にて非常勤講師として活動。ヨーロッパ、アジア各地でのクラシックピアノの演奏活動を経て、大手映画や放送局(日本テレビ、NHK、フジテレビ、テレビ東京、TBS、Hulu、WOWOW、Netflixなど)そして日本の代表的ポップアイドルグループAKB48などの音楽を手がける。そのジャンルは古典管弦楽曲から、日本の伝統音楽、ピアノ独奏、ジャズ、エレクトロニック、ミニマル·ミュージック、アヴァンギャルドまで幅広い。2020年、Hulu/日本テレビのテレビドラマ「君と世界が終わる日に」にてサウンドトラックの作曲。2022年、ピアノソロアルバム「Reset」をリリース。
ミハウ・ソブコヴィアク(審査員長)
Michal Sobkowiak
ポーランドの音楽家の家庭に生まれる。10歳でテレビ番組「Akademia muzyczna (アカデミア・ムジチナ)」に出演しピアニストとしてデビュー。その後、ポーランド国立フィルハーモニー・ホー ル等多くのコンサート・ホールで演奏し、海外の国際音楽祭にも多数参加する。作曲家、ジャズ・ピアニストと しても活躍。ワルシャワ・ショパン音楽院 (現・ ショパン音楽大学)ピアノ科卒業後、チューリッヒ音楽院研究科留学。アンジェイ・ヤシンスキ、テレサ・マナステルスカ、ガブリエラ・ワイスの各氏に師事。1995年、フランツ・リスト国際ピアノコン クール(ポーランド)入賞。1996年、フレデリック・ショパン協会(ワル シャワ)より奨学金を得る。1997年、ヨーロッパ・ピアノフォーラム(ベ ルリン)に出演。2002年、第36回モントルー・ジャズ・フェスティバル(ス イス)に参加。2017年にリリースしたCD「Jazz Loves Chopin」は e-onkyo music の Top 100 Album ランキングで1位を獲得。2018年公開の映画「羊と鋼の森」にピアニスト役として出演。ピティナ、全日本ピアノコンクール、ショパン国際ピアノコンクール in ASIAの審査員、ヨーロッパ国際ピアノ コンクールin Japanの審査員長。2021年にJapan Jazz Pop Piano Competition を設立。2022年5月に開催された「ウクライナ人道支援チャリティー・コンサート」にて神奈川フィルハーモニー管弦楽団と演奏。現在、福島学院大学教授、昭和音楽大学講師。
*審査員は変更する可能性があります