第3回 JAPAN JAZZ POP PIANO COMPETITION 

 

ウォーム・アップ

2024.06.24 (月) - 07.01 (月)

オンライン

 

コンペティション

2024.09.21 (土) - 22 (日)

渋谷美竹サロン 

 

ガラコンサート 

2024.09.23 (月祝)

昭和音楽大学ユリホール

 

協力



後援

ポーランド広報文化センター/「音楽のまち・かわさき」推進協議会

昭和音楽大学/ヨーロッパ・ピアノ協会有限会社アイエムシー音楽出版/

スタインウェイ・ジャパン 株式会社/株式会社 Jaz.in/サポートミュージックソサエティ

審査員長からのメッセージ

 

 

  西洋でクラシック音楽が出現して以来、何世紀もの間、多くのピアニストは作曲家であり、演奏家であり、即興演奏の能力を備えていました。即興で音楽を作ることに長けていた彼らは、その自由な創造性と技術で聴衆を惹きつけたのです。しかし、19世紀以降、徐々に作曲家と演奏家は分かれていきます。ピアニストは作曲家の意図を汲み取る演奏に専念するようになって、クラシック音楽の即興性は失われました。その一方で、同じ頃アメリカで生まれたジャズ、そして後に広まったポップ・ミュージックは、即興を魅力の一つとしています。

 

  最近はピアノコンクールでも、課題曲などとしてジャズやポップの演奏を聴くことが増えました。審査員として演奏を聴くなかで、ジャズやポップならではの即興性やグルーヴ等が足りず、クラシックを演奏する時ほど熟練していないケースが多くあることに気付きました。

 

 「ジャパン・ジャズ・ポップ・ピアノコンペティション」の目的は、ピアニストがかつての芸術的自由を取り戻すことです。参加者は創造性と豊かな自己表現力を養い、またはさらに強化することを目指します。現役で活躍し指導経験豊富なアーティストが審査をし、個々へのフィードバックをします。参加資格と要件は、競技者のレベルによって異なります。上級者も歓迎されることは言うまでもありません。詳細については、ウェブサイトのPDFをご参照ください。評価の基準は部門により異なりますが、音色の美しさは不可欠であり、すべての部門で審査の対象です。

    

  豊かな個性と音楽性に溢れるピアノ演奏を楽しみ、今後の活躍に役立てていただけるような場になることを願っています。

 

 

ミハウ ・ソブコヴィアク